暫定税率復活


「ガソリンの価格は自動車ユーザーのみならず(輸送費などを通して)すべての人に負担になっているので、原油価格の高騰が著しい昨今、ガソリンにかかる暫定税率は廃止したほうがよい。」って議論があるらしい。

ガソリンの価格だけについて言えば、税率に関係なく今後も上昇するリスクが高い。

どっちにしてもこのままだとジリ貧。

であれば、税金をかけるかけないの議論じゃなくて、石油に頼らないエネルギー構造への転換に重点的に揮発油税を投入するのがいいんじゃないか。
一般財源社会福祉とか言ってないで。

でも、この議論は暫定税率に関しては出てこない。野党も言わない。
エネルギー問題は別枠での議論になる。役所の縄張りがあるし
与野党ともに選挙対策で必要な道路を作るって前提があるから。
ここから離れられれば石油燃料の小売価格の税率を国民生活への影響を軽微にする手は打てるはず。

荒っぽい話だけれど
例えばプリウスの燃費は燃費の悪いモデルでも30km/Lであり、従来の自動車の半分以下だ。
燃費が2倍になるという事は160円のガソリンが80円になるのとコスト的には変わらない。
ガソリンにかかっている税金で、運送業などが厳しいと言う事であれば、値下げじゃなくてその税金を運送業のハイブリットエンジン化(又は水素エンジン化)政策にガンガン使って原油価格に影響を受けない形をさっさと転換してしまえばいいと思う。数が出れば整備コストも下がる。


ちなみに道路を作るのは危険だ。
作って終わりじゃないから。作ったら保守が必要になって、永続的に金を食い続ける。
橋なんかは、今ある橋の保守にも全然予算が回っていない。
実はみんな分かってるけど、金を払うのは自分じゃないから別にいいかと思ってる。
でも、最後に金を払わされるのはあなただ。


あと、「ガソリン値下げ隊」って名前は誰がつけたんだろう。。