弓矢の儀

「弓矢の儀、取り様の事、四十歳より内は勝つように、四十歳より後は負けざるように。」

武田信玄のお言葉です。考える事は戦国時代でもたいして変わらんのですかね。武田信玄も若かりし頃に、「40歳を越えると、武将もタッチを失うなあ。」とか考えていたのでしょうか。

「およそ軍勝五分をもって上となし、七分をもって中となし、十分をもって下と為す。その故は五分は励を生じ七分は怠を生じ十分は驕を生じるが故。たとへ戦に十分の勝ちを得るとも、驕を生じれば次には必ず敗るるものなり。すべて戦に限らず世の中の事この心掛け肝要なり。」

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投稿 NAGAI | 2006年2月22日 (水) 22時54分

ここで42歳の論拠をまとめておこうと思います。

おそらく、生物学的に男性の場合は42歳あたりから老人へと向かうのでしょう。

そうして条件が変わってるのに、当人は気づかずに、それ以前のノリでやってしまって失敗をし、痛い目にあった人が多くいたのでしょう。これは統計的に言える話なのだろうと思います。

似た話では鬼門とか。これは日本が北半球にあるので日当たりが良いのは南向きの窓というのは常識ですが、こうしたこともニュアンスを載せてそうしたことを言ったのでしょう。もし、南半球にあったなら南が鬼門だったのでしょう。

長い時間を掛けて作った文化というのは侮れませんね。

話は少し違うかもしれませんが、例えば、ふぐだって食べてしまうわけですが、あれだって多くの人が当たって死んでいるわけでしょうし、その上にある食文化でしょうから。

ただ、そう理屈で言ってもあれなので、特に昔の人が言ったことですし、そうした言い方になるのでしょうね。なので、迷信だと切り捨てられない話もありますね。統計的に言えるというのはあると思います。

とにかく、そこにあるリスクに気づき、刻々と変わる条件に対応していきながら、都度適切なポジションを確保し続けるということが大切と、そんなとこだと思います。

(人生50年と言っていた頃と平均寿命が延びているので、それを補正する必要があるのか無いのか。補正するならどう補正するのか。そのあたりの話は残りますが。)


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